エンジンの違いについて

エンジン

はじめに

今回のエントリーは、エンジンの違いについて(自分の理解向上のためにも)書いていきたいと思います。今回扱うエンジンは、以下の2つです。

  • ガソリンエンジン
  • ディーゼルエンジン

自動車やトラック、産業機械などどれもが私たちの身近な場所で稼働しているものです。

今回はそんな身近なエンジンの違いについて、詳細を省いてザックリと解説していきたいと思います。

私は、もともと工学部にいたのですが、機械に最初あまり興味がありませんでした。

教科書を読むのは骨が折れます。細かいことはいいから『ざっくりと要点だけ教えてくれー!!』と思ったことが何度もあります。

今回はそんな、簡単でいいから2つのエンジンの違いについて知りたいという人に読んでいただ、お役に立てたら特に幸いです。

それぞれのエンジンの特徴

2つのエンジンの違い

結論から先に言いますと、2つのエンジンで大きく違うのは、燃料の燃やし方です。

エンジンの違いは、燃料の燃焼方法にある。

では、次に具体的に2つのエンジンが、細かくどうなっているのか解説していきたいと思います。

ガソリンエンジン

ガソリンエンジンは、下記図の如く、気筒に入る前に燃料ポートから噴射される燃料と吸気した空気を混合します。混合した空気を吸気弁より、気筒内に充填します。入ってきた燃料を、加熱されたプラグというもので強制的に点火します。この燃焼力により、シリンダーを押し下げて動力を伝えていきます。この燃焼は、あらかじめ空気と燃料を燃焼するため、別名『予混合燃焼方式』と呼ばれています。上記のような燃焼方式のエンジンをガソリンエンジンと呼びます。

 

あらかじめ燃料と空気を混ぜる予混合燃焼を使ったエンジンをガソリンエンジンと呼ぶ。

ディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンの燃焼方式の違いを以下に示します。

ディーゼルエンジンは、そのまま吸気される空気をエンジン気筒内に充填します。空気を充填した後、気筒内に直接燃料を吹き付けます。燃料が気筒内に拡散されます。拡散される間に、シリンダーが上昇していき、気筒内が急激に圧縮されます。急激に圧縮されると、気筒内の温度は、上昇し、やがて燃料が燃焼します。この燃焼は、気筒内に拡散した燃料を燃やすため、別名『拡散燃焼』と呼ばれています。上記のような燃焼方式のエンジンをディーゼルエンジンと呼びます。燃焼方式が違うためにガソリンエンジンとディーゼルエンジンで構造的な違いが出てくることにも注意が必要です。

 

エンジン気筒内に燃料を拡散する拡散燃焼を使ったエンジンをディーゼルエンジンと呼ぶ。

結局どっちがいいの?

『ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのどちらがいいか?』という問題ですが、これは『使用用途による』としか言いようがありません。本エントリでは、割愛しますが、様々な要因で、ガソリンエンジンを使うか、ディーゼルエンジンを使用するかが決められています。今回は、エンジンが使われる具体例を示して終わりたいと思います。

  • ガソリンエンジン:自動車
  • ディーゼルエンジン:トラック、バス、建設機械、産業機械

意外と自動車以外ではディーゼルエンジンが使用されているという事実があります。

(欧州では、ディーゼルエンジンの比率が日本よりも多いとも聞きます。)

まとめ

まとめです。ガソリンエンジンと、ディーゼルエンジンの違いは、燃焼方式にあることを述べました。今回は割愛しましたが、それにより、それぞれのエンジンで出てくる問題、付随する部品。設計思想などが変わっていきます。今後はそのようなことも、要素要素ごとにまとめて解説出来たらいいなと思っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。

エンジン 技術
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イチゴ大福

・千葉県在住
・好きなもの:コーヒー、喫茶店、音楽
・苦手なもの:早起き、気合

『技術的な知識をオープンに』をテーマにブログを運営しています。
技術的なことだけでなく、自分の趣味のこと、最近手を出した投資の勉強/教訓など雑多なことも配信していきたいと考えています。

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